古い車のボディに穴が、錆び穴修理
厄介なんです錆って
もともとリヤバンパーから錆は出てたのですが、錆が増えてきたので、
そろそろ何とかしなければと作業開始
錆の修理は同業者の皆さんも試行錯誤されてると思います
部品、パネル交換をしてしまえば済むことですが
旧車などは取替える新品パネルなどが廃番で手に入らず、
錆びて穴が開いた箇所を切りとって新しく適度な大きさの鉄板を溶接、、、などの作業方法や
溶接することで、さらに錆の進行を誘発するのを嫌って
穴をFRPシートで塞ぎ、 パテで整形などの方法もありますし
異材質、アルミやステンレス板を使うなどの方法もあります
どちらの作業方法を試みたとしても、長所も短所もあり一長一短
あちらこちらと錆が発生した車両を修理した場合など
一度の修理ですべての錆の進行を食い止め、塗装の美観を保つのはとても難しいのです
大概、1,2年もすればどこかしら気が付かぬうちに塗装が浮いたりして、、、
そこで実験することに
新素材といわれるほどの部類ではありませんが、良い機会なので実験することにしました
しばらくは手元にあるであろう車両なので、時間経過の検証もできますし
2019年2月22日に錆穴の処理、どれだけの期間持ちますかね、、、
錆穴を塞ぐ前に転換剤で処理、日産部品さんの展示会で購入したこちら↓を使用してみましょう
今まで使っていたものよりも速乾なので、次の工程に一日早く移れます
↓こんな色してます、うがい薬みたい
錆を進行させない
サンダーで削っても残ってしまった錆ている箇所に塗ります
転換剤の乾燥後、塞ぐ穴以外の保護も含めてまずはプライマー処理↓
穴埋め後は形を整える
少し面倒ですが、再度穴が開いている周辺のみ金属素地を露出させてから
右半分は金属系の材料を用いて穴埋め処置
左半分は樹脂系の材料を使って埋めました
どちらの材料がより耐久力に優れているか実験です
穴埋め材料の乾燥後、パテで整形します
バンパー上部の方は凹んでたので、ついでに直しました
穴は埋められています↓
下地塗装、サフェーサーを塗装しました
上塗り塗装はルーフ色に合わせて
日が変わって、サフェーサーを研磨後上塗り塗装をしました
本来はシルバー色だったのですが
車体のルーフ色に合わせた方が似合いそうなので色を変更
裏も塗装して仕上げます
同じくフロントバンパーもシルバー色だったので、一緒に塗装しました↓
錆穴の修理、完成
車好きなかたは、バンパーの形から車種がわかりますか?
錆穴があったリヤバンパーは、いつまでこの状態を保ち続けられるか楽しみです
結果は何年後かな、、、3ヵ月後だったりして、、、